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①夏目漱石 作 「夢十夜より第二夜」

【室と部屋について】


室の読み・結論

【しつ】と読んでください。

和尚のしつを下がって……

室の音読みは「しつ」訓読みは「むろ」

「室」の訓読みは常用漢字表内では「むろ」だけですが、表外では

へや(部屋)・ま(間)・いえ

・つま などがある

「室(へや)を締め切って、きいきい云わせるのだから、」(夏目漱石「それから」)

へや と読ませることもあるようですが、念の為、第二夜の音源を確認しても、ほとんどが【しつ】と読んでいます。


②和尚ー室

自分ー部屋

和尚のへやへ入ることを入室【にっしつ】と言います。


入室参禅(にっしつさんぜん)または入室問法(にっしつもんぽう)→禅宗で、師の居室に入り教えを受ける。

入室の読み方は、「にゅうしつ」ですが、仏教用語では【にっしつ】

そこから来ていると思われます。

和尚ー室

自分ー部屋



〜口惜しいと悔しいについて〜


現在の「口惜しい(くちおしい)」と「悔しい(くやしい)」は、どちらも同じ意味。

「くちおしい」は、くやしいとくらべ、やや文語調だが

双方とも、腹立たしい気持ち、残念でたまらないといった意味です。

口惜しいの読みを検索すると、「くやしい」とも出てきます。

ですが、昔は意味が違っていました。

元々の「口惜しい(くちおしい)」の意味は、惜しむ気持ちのこと。元々、朽ち果てるのを自分の力でくい止めることができず惜しむ気持ちのこと。朽ち惜しいからきている。

そして、元々の「悔しい」は、自分の失敗を悔やむ・後悔するという意味です。

「口惜しい」と「悔しい」は、腹立たしい気持ち、残念な気持ちを意味し現在はどちらも同じ。 ですが、昔はニュアンスが違っていました。

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2023年1月21日

最近少々気になること…


意味が分からず不明のまま朗読されているのに出会います。

意味をお尋ねすると、「???」

前後の文章や文脈で、何となく推測できるものもありますが、読み手が意味分からず読んでいては聞き手はもっと分からないし、伝わりません。

重い辞書を片手に引かずとも、今では、スマートフォンや携帯で簡単に調べることができます。

(インターネット情報は誤りの場合もあるので、注意が必要ですが…)


ただ書いてあることを読むだけでは良い朗読が出来ないと思います。

頭を使い、どうしたら聞き手に伝わるか

戦略的に朗読してみましょう


朗読っておとなしい趣味?のようなイメージがありますが、ただ素直に読んでるだけでは通り過ぎていくだけ。

聞き手の心に爪あとを残しましょう。

こんにちは(^^)

寒い毎日が続きます。

今日は「温める食べもの」と「冷やす食べもの」のご紹介です。


【温】

・冬が旬のもの、地面の下で育つ野菜、寒い地方で取れる果物、塩からい調味料、水分が少ない、色が暖色系のものなど、発酵食品

【例】

玄米、そば、黒色系のパン、牛・豚・鶏肉、赤身魚、青魚、玉ねぎ、かぼちゃ、にんにく、生姜、長ネギ、ニラ、リンゴ、ぶどう、さくらんぼ、納豆、キムチ、チーズなど

ココア、生姜湯、紅茶、プアール茶など



【冷】

・夏が旬のもの、地面の上で育つ野菜、暑い地方で取れる果物、酸っぱい調味料、水分が多い、色が寒色系のものなど

【例】

白米、うどん、白パン、レタス、キャベツ、小松菜などの葉物、大根、トマト、ナス、キュウリ、梨、スイカ、メロンなど

牛乳、バター、アイスクリームなど

緑茶、コーヒーなど



📖のどにいい緑茶(カテキン作用)も、冬場は紅茶に切り替えた方が良さそう。緑茶はカラダを冷やすからね。

冷やすものは、加熱したとしてもあくまで「冷やす」のです。


トマトは、暖色系なので【温】に入ると思いきや、カラダを冷やす食べものです。


生姜は、冷たい状態で使うと(生姜を生のまますり下ろす)カラダを冷やし、生姜焼きや温かい飲みものに混ぜたり加熱すると【温】として作用するそうです。


皆さんも何か新たな情報がありましたら、教えてください!

これからが寒さ本番、食べもの飲みもので工夫して、この冬を乗りきりましょう!



© 2019吉田真理

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