- 吉田真理
- 2022年11月5日
先日、自分が上手くなってるのか?ちゃんと読めてるのか、よく分からない…
というご質問?を頂きました。
①練習の時、録音機でも、スマホの録音機能を使ってでも、自分の声を録音して聞いてみます。一先ず、5~6行の文章で。
②再生して聞くときは、なるべく原稿は見ません。目を閉じて、集中して録音を聞きます。
③1回目聞いてみて「こりゃダメだ!」と思ったらもう一度同じように録音→再生します。
聞いてみて、2回目は1回目と比べてどうでしたか?
何か違いがありましたか?
・声が大きくなった!
・滑舌が上手くなった気がする!
・さっきより、ちょっとだけ抑揚がついた♪
……など何か発見があるはずです。
ぜひ発見をしてください!
謙遜せずに、少しでも良かった点を探すのです。
良い発見→さっきより上手くなっている。ちゃんと読めている。
悪い発見、ダメな発見→即直しましょう。何度も読み直して、あーでもない、こーでもない、思いながら、何度も。
「…あ!良いんじゃない!?」と思うまで、読んでみます。
発見するのは、自分の耳です。
良い発見、悪い発見、全て自分の耳で発見します。どんな些細な音も見逃さずに聞く。繰り返していくうちに、耳もきたえられるはずです。
良い耳を持つかどうか、微妙な音が聞き分けられるかどうかが上手くなるカギの一つでもあります。
(教室で、片方の耳が良くないので…と仰られる方が幾人かいますが、両方の耳が聞こえなくてはだめということではありません。片方でも、普通に聞こえていれば大丈夫です!)
まず、録音→再生
なんでもいいから、発見!です。
自分の感性を信じましょう。
- 吉田真理
- 2022年10月22日
私が初めて「朗読」を知ったころは
朗読【ろうどく】って、何だか堅苦しい、真面目な、黙ってお行儀よく静かに聞くもの……
みたいな、若干暗い?おとなしい静かなイメージがありました。
でも今は、楽器・音楽とのコラボがあったり、アイドルの方たちの朗読があったり、朗読劇、映像と朗読を組み合わせたり、などなど、朗読もずいぶんと変わってきました(^^)
目から入る、ビジュアルを意識した部分を前面に出したものも少なくありません。
…ただそれでも、ふつうの朗読教室や、朗読講座などでは、さすがにいきなり楽器とコラボしようぜ!
(๑•̀ㅂ•́)و✧みたいな突飛なことはしませんよね(^^;
まず、他人(ひと)の朗読を聞いて、自分も読んで学んでいきます。
ところで、皆さんは朗読を聞くとき、どんな風にして聞いていますか?
目を閉じて朗読の世界に浸ったり
想像したり
あるいは
自分だったらこう読むなと思って聞いたり
様々だと思います。
自分の聞きたいように聞くのが一番!です。
…でももし、いつも目を閉じて聞いているならば、たまには目を開けて(!)朗読者の読む姿を見てみましょう。何か発見があるかもしれません。
「あっ、読みだけでなく、立ち姿、台本の持ち方もきれいだな」とか
「表情が豊かだなぁ」とか
「なんか、あったか~い朗読だな〜」とか
朗読に誠実さ、人柄の良さを感じることもあります。
朗読者から滲み出る魅力にも触れてみましょう。
また、なかには面白い内容のもの、エンターテインメント系、笑い話系の朗読もあるかもしれません。
面白いなぁ〜と思ったとき、そんな時は笑ってあげてください!
笑ったり、うなずいたり、「へぇ~?!」とか、声に出して大いに結構。
黙って、声をたてずに静か~に聞いている必要はありません!︎︎ᕷ
また、朗読者の方も、お客さんを楽しませる!感動させるぞ!ぐらいの気概を持って朗読して頂きたいです‼️
- 吉田真理
- 2022年10月20日
…最近よく見かけることです。
朗読中、台本から目を離して客席を見る、また台本に戻り朗読、そして客席を見る…
客席を見る効果として、お客さんに話しかけ、語りかける、一体感を演出する効果があり、
朗読や題材によっては、良い演出かもしれません。しかし演るならそこにはきちんとした「企み、計算」が必要です。行き当たりばったり何となく感覚で、台本から目を離して、客席に語りかけ(朗読)てはいけません。
暗記しているわけではないので、台本に戻った時、読みの続きが分からなくなってしまう可能性があり、とても危険です。
演るのであれば、効果的に、印象深く伝えるために「ココで、台本外して客席に語りかけよう」と何ヶ所か予めピックアップしておくこと、台本に戻ったとき、違和感なくスっと読めるように、マーカーなどで印をつけておくこと、客席を向く際は、片側ばかりにかたよらないように注意することです。
でもそもそも、無理して、台本を外す必要はないです。
目は、ずっと字を追っていて大丈夫です。