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外国の作品、あまり頻繁に朗読したことはありませんが、良い作品も沢山あります。

小泉八雲、O・ヘンリー、などの作品(ほかにも)、訳者がたくさんいますよね。


今手元にある本に飛びつくのではなく、どの訳が「朗読向き」か、吟味することが大切だと思います。


例えばある作品で、原作者は同じ。三人の訳者がいます。ある言葉を

A訳者「入れ歯」と訳

B訳者「人造の歯」と訳

C訳者「差し歯」と訳


コレだけ見ますと、B訳はちょっと、「ん⁉️」となりそうですね。。

訳者が何人かいる場合、事前の確認、読みくらべが大切ですね。



先日、イタリア地方の昔話をある方が朗読(講座で、当方が受講生さんに提示)。


小鬼(こおに)が出てくるのだが、読み手は「こおに」と発音していても、聞き手は……「こおみ」?「こーに」って何?となる。

そうなっては、もうその後は頭に入らない。


日本の民話、昔話で「あかおに」「あおおに」なら、アッ「鬼」のことネ!となるだろう。


聞き手に原稿、台本はない。耳だけが頼りの聞き手、声のみで表現する読み手。その間に乖離が生じてしまうこともしばしば。


発音の大切さ、TPOに合わせた選書の難しさ。

また、色々勉強になりました。

© 2019吉田真理

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