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  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2023年5月5日

教室のSさんに勧められて、江東区深川江戸資料館へ行ってきました。

お目当ては、江戸の町の風景を模した常設展示です。



当時の長屋、一畳1人、狭い中に4人5人と暮らしていたそう。横には煮炊きをするところが。


↑↑

八百屋さんと上の画像はそのオフィス。↑↑長屋の様子と、子ども用の小さい草履。



てんぷら、お稲荷さんの出店。

今で言うファストフード、マック🍔 🍟なのだそうです!

てんぷら一串、100円ぐらいだそうです。

江戸の町には単身者が64%いたそうで、いなり寿司、蕎麦、てんぷらなどのファストフードは彼らの胃袋にとってはなくてはならないものでした。



ここは厠、トイレ。外にあって共同だそう。まる見えですね。


……つづく

今日は午前中、教室でした。

おもしろい表現に出会いました。


「Kさんの朗読はいいわ♪ 私なんか、よちよちした朗読だもの…」と、Sさんが言いました。


ん?よちよちした朗読?!

朗読がよちよち、ヨタヨタしてる?


日ごろ、「朗読や読み方に関してどうお伝えしたら伝わるか、分かりやすいか」考えている私にとっては、「朗読がよちよちしてる」は、なんだかとても衝撃的な表現でした。


〜ヨチヨチした朗読〜

読み方が定まっていない。キラリと光る良いところもあるが、そうじゃないところもある。読む度に違いが生じる。安定していない。頼りない


じゃあその逆は???


…勝手に、「体幹の感じる朗読」かなと思っています。


・声に芯がある

・声がふらつかない

・何度読んでも同じ表現で読める

・安定している

・声、表現が太い幹のごとく感じる


……ヨチヨチよたよたは、誰でも最初に通るもの、新しい作品に出会う度に、誰でも始めはヨチヨチふらふら…です。これはベテラン、入門の方関係なく。新しい作品には皆戸惑います。ではそこから脱却し、安定させるには……読み込むしかないですよね^_−☆


ぜ~んぶ一度に読み込もうとせず、5~6行ぐらいずつ区切って、またはシーンごとに。

読み間違えたり噛んだりしなくなるまで読む!何度もそうやって固まったら次に進む……。

そうやって少し進んだら、こんどは始めからそこまで通してみる。良ければ次に進む。。そんな感じでしょうか。


私も今、「手袋を買いに」を練習しています。母さん狐の台詞が固まらず苦労しています。

お母さんのやさしさ、あったかさと

過去のトラウマ、恐ろしい、恐い、不安を、どのくらいミックスさせていくか、ヨチヨチふらふらです。


今日もまた、練習します!


今日の教室、作品

📖糸車

📖鼻




今朝の食卓で、夫がふいに「斎藤工」っていう俳優さん知ってる?と聞くので、知ってるよ、と答えた。若い、イケメンの俳優さんである。

どうやら、斎藤工さんのラジオ番組で、彼が

朗読をしていて、それを聞いたらしい。


夫曰く、「棒読み」だったらしい。

しかし夫のいう「棒読み」とは、悪い意味ではなく、「内容がスっスっと入ってきた」そうだ。

……うーん、それは棒読みではなく「淡々と」読んでいるということではないのか??(棒読みも淡々も若干共通するところはあるが)


夫曰く、「朗読はお芝居と違うから、棒読み

(淡々!だろ!!)でいいと思う。芝居がかった読み方をしたら、朗読じゃなくなっちゃうし、押しつけられてる感じがするもの…」


朝イチから「朗読談義はやめてほしい」と正直思ったが、確かに一理ある。そうである。


うん、確かにそうだね

でも棒読みだとなんかつまんなくない?


いや、内容が入ってくる。

朗読は、棒読みでいいんじゃないかな?


じゃあ私の読み方はだめなの?


いや、あれはあれで、いい……


棒読みだけだと、つまんないよ。お客さんは逃げていく。(だから、朗読は眠くなる一因でもある)

棒読みじゃなくて、「淡々と読む」という方が合ってるよ。あとは、題材にもよるね…


と言って話題を変えた。


「朗読の定義」って本当に難しい。

でも、私自身と、私の教室に通ってくださっている皆さまには、いつもきちんとブレずに


題材による、時代物は比較的淡々と

淡々ななかにも、立てるところ、山あり谷ありの朗読をしていく等々

聞き手をどう惹きつけていくか

お伝えしていますが


俳優さんや声を仕事にしている方でも、いざ「朗読」となると、目の前のストーリーをどう読んだらいいのか、迷ってしまい?そのさじ加減は難しいのかも。。。

俳優さんの仕事、お芝居の延長で読まれる方もいれば、ただひたすら「読む」ことだけに意識を集中されている方もいて。。。


な~んて、エラそうなことを言いましたが、そのあたりが、朗読の難しさであり、ハマってしまうところでもあるのかもしれません。


あ~、またどっかで読みたいなあ……

と思った朝でした。






© 2019吉田真理

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