top of page

★☆ヨチヨチした朗読と、そうでない朗読

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2023年4月22日
  • 読了時間: 2分

今日は午前中、教室でした。

おもしろい表現に出会いました。


「Kさんの朗読はいいわ♪ 私なんか、よちよちした朗読だもの…」と、Sさんが言いました。


ん?よちよちした朗読?!

朗読がよちよち、ヨタヨタしてる?


日ごろ、「朗読や読み方に関してどうお伝えしたら伝わるか、分かりやすいか」考えている私にとっては、「朗読がよちよちしてる」は、なんだかとても衝撃的な表現でした。


〜ヨチヨチした朗読〜

読み方が定まっていない。キラリと光る良いところもあるが、そうじゃないところもある。読む度に違いが生じる。安定していない。頼りない


じゃあその逆は???


…勝手に、「体幹の感じる朗読」かなと思っています。


・声に芯がある

・声がふらつかない

・何度読んでも同じ表現で読める

・安定している

・声、表現が太い幹のごとく感じる


……ヨチヨチよたよたは、誰でも最初に通るもの、新しい作品に出会う度に、誰でも始めはヨチヨチふらふら…です。これはベテラン、入門の方関係なく。新しい作品には皆戸惑います。ではそこから脱却し、安定させるには……読み込むしかないですよね^_−☆


ぜ~んぶ一度に読み込もうとせず、5~6行ぐらいずつ区切って、またはシーンごとに。

読み間違えたり噛んだりしなくなるまで読む!何度もそうやって固まったら次に進む……。

そうやって少し進んだら、こんどは始めからそこまで通してみる。良ければ次に進む。。そんな感じでしょうか。


私も今、「手袋を買いに」を練習しています。母さん狐の台詞が固まらず苦労しています。

お母さんのやさしさ、あったかさと

過去のトラウマ、恐ろしい、恐い、不安を、どのくらいミックスさせていくか、ヨチヨチふらふらです。


今日もまた、練習します!


今日の教室、作品

📖糸車

📖鼻




最新記事

すべて表示
★☆翻訳もの→一番わかりやすいものを読みくらべてみる

外国の作品、あまり頻繁に朗読したことはありませんが、良い作品も沢山あります。 小泉八雲、O・ヘンリー、などの作品(ほかにも)、訳者がたくさんいますよね。 今手元にある本に飛びつくのではなく、どの訳が「朗読向き」か、吟味することが大切だと思います。...

 
 
 
★☆ 改めて、朗読は難しいなぁ、と思ったこと

先日、イタリア地方の昔話をある方が朗読(講座で、当方が受講生さんに提示)。 小鬼(こおに)が出てくるのだが、読み手は「こおに」と発音していても、聞き手は……「こおみ」?「こーに」って何?となる。 そうなっては、もうその後は頭に入らない。...

 
 
 

Comments


© 2019吉田真理

bottom of page