- 吉田真理
- 2023年8月24日
「外郎売の科白」で、……雨合羽か番合羽か……
というセリフが出てきますが、今日教室で、「番合羽って何?」という質問を頂きました。
正直、私もあまり気にかけていなかったのですが、これは一言で言うと「安物の合羽」のことです。
「番○○」というのは、「番茶」や「番傘」もそうですが、大量に常備して、番号を付けて管理するような安い量産品、みたいな意味です。 「番合羽」もそういう安い合羽です。
一つ勉強になりました。
この質問をされたのは、上海ご出身の、Aさん(^^)
↓↓↓
もう既に外郎売はマスターされていて、しかも正確丁寧。
「~を」の連母音、滑舌も正確、日本人の私たちよりも。
滑舌の注意のし所をしっかり理解されていらっしゃいます。早口言葉も普通に速く、本当に素晴らしいです。
今、江國香織さんの現代ものを練習中です。
ご質問ありがとうございましたm(__)m‼️
- 吉田真理
- 2023年8月12日
教室では、初めて体験される方に「体験レッスン」を行っていますが、そこで「浜田広介・じゃがいものおしり」を読んで頂いています。
「じゃがいものおしり」の文章の最後の方に、
「じゃがたら君、おしりを出して寝ていては不用心だよ。第一、風邪をひくではないか……」という台詞があるのですが、そこの「じゃがたら」とは何でじゃがたらというのか、あまり深く考えたことがなかったのですが、実はじゃがいもの正式名称は「じゃがたらいも」なんですね!知りませんでした(>_<)
ちなみに…
食パン→主食用パン
ソフトクリーム→ソフト・サーブ・アイスクリーム
押忍→おはようございます
おなら→お鳴らし
電車→電動客車
そして「じゃがいも」の正式名称は「じゃがたらいも」
17世紀初めにオランダ船によってジャワのジャガトラ(ジャカルタの旧名)から日本に伝来し、「ジャガタライモ」と呼ばれていたものが転じて「ジャガイモ」になった、そうです。(Wikipediaより)
知りませんでした!
- 吉田真理
- 2023年7月4日
前回、音読は健康に良いということを書きました。健康に良い、ということは健康寿命をのばすことにもつながります。
…では朗読は?
もちろん良いに決まっています!
音読と朗読を改めて考えてみますと
音読⇒書かれた文章を、声を出して読むこと
朗読⇒人に聞かせるために、文章を、声に出して読むこと
となります。ただ単にに声に出して読むだけでなく、朗読では人に聞いて頂くために
より大きな声で
滑舌良く
風景、情景が浮かんでくるような読み方
喜怒哀楽の表現が求められます。
考えなくてはいけないことがたくさんあって、それを同時にこなさなくてはいけないのですね!
マスク生活も徐々に解除されて、朗読者は頭のてっぺんからつま先まで見られています。
立ち姿、読み姿、姿勢にも注意が必要です。
台本を持つ手や腕がプルプル震えないように、筋トレも意識しなくてはいけないかもしれませんね。
無表情では伝わらないので、表情筋も鍛えましょう。
朗読は音読以上に頭を使い、気を使い、体力を使います。
健康寿命をのばすためにもがんばりましょう(^^)