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  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2023年9月9日

9月9日は、今日は「重陽の節句」です。

これは、平安時代初めに中国から伝わったとされていて、家族の無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝いの宴を開いたことが起源といわれています。

中国では、奇数は縁起の良い「陽の日」とされ、陽の日の最大値である「9」が重なる日を「重陽」と呼び、節句の1つにしたといわれています。

しかしその一方で、陽数が重なると災いが起こりやすく不吉だとも考えられており、よくないことが起きないようにと、邪気を払う風習が根付いたともいわれています。


重陽の節句は「菊」を楽しむ行事

旧暦の9月9日は現在の10月中旬ごろあたり、菊の花が見ごろを迎える時期。中国では、菊は邪気を払う力を持っているとされており、それが日本に伝わり、重陽の節句では菊の花を楽しむ行事となっています。日本では平安時代初めに宮中行事の1つとなり、菊を鑑賞する宴や菊を用いた厄払いが行われていましたが、時代とともに庶民にも広がり江戸時代には五節句の1つとして人々に親しまれる行事になりました。


「重陽の節句」が登場する読みものとして

小泉八雲📖 「守られた約束」があります。

これは上田秋成・著「雨月物語」のなかの「菊花の契り」が元になっています。

教室でも過去に取り上げました。


守られた約束(短編です)または、菊花の契り

ぜひこの季節に✨️

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2023年8月24日

「外郎売の科白」で、……雨合羽か番合羽か……

というセリフが出てきますが、今日教室で、「番合羽って何?」という質問を頂きました。

正直、私もあまり気にかけていなかったのですが、これは一言で言うと「安物の合羽」のことです。


「番○○」というのは、「番茶」や「番傘」もそうですが、大量に常備して、番号を付けて管理するような安い量産品、みたいな意味です。 「番合羽」もそういう安い合羽です。


一つ勉強になりました。

この質問をされたのは、上海ご出身の、Aさん(^^)

↓↓↓


もう既に外郎売はマスターされていて、しかも正確丁寧。

「~を」の連母音、滑舌も正確、日本人の私たちよりも。

滑舌の注意のし所をしっかり理解されていらっしゃいます。早口言葉も普通に速く、本当に素晴らしいです。

今、江國香織さんの現代ものを練習中です。

ご質問ありがとうございましたm(__)m‼️

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2023年8月12日

教室では、初めて体験される方に「体験レッスン」を行っていますが、そこで「浜田広介・じゃがいものおしり」を読んで頂いています。

「じゃがいものおしり」の文章の最後の方に、

「じゃがたら君、おしりを出して寝ていては不用心だよ。第一、風邪をひくではないか……」という台詞があるのですが、そこの「じゃがたら」とは何でじゃがたらというのか、あまり深く考えたことがなかったのですが、実はじゃがいもの正式名称は「じゃがたらいも」なんですね!知りませんでした(>_<)


ちなみに…


食パン→主パン


ソフトクリーム→ソフト・サーブ・アイスクリーム


押忍→はようございま


おなら→お鳴ら


電車→動客


そして「じゃがいも」の正式名称は「じゃがたらいも」

17世紀初めにオランダ船によってジャワのジャガトラ(ジャカルタの旧名)から日本に伝来し、「ジャガタライモ」と呼ばれていたものが転じて「ジャガイモ」になった、そうです。(Wikipediaより)


知りませんでした!

© 2019吉田真理

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