9月9日は、今日は「重陽の節句」です。
これは、平安時代初めに中国から伝わったとされていて、家族の無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝いの宴を開いたことが起源といわれています。
中国では、奇数は縁起の良い「陽の日」とされ、陽の日の最大値である「9」が重なる日を「重陽」と呼び、節句の1つにしたといわれています。
しかしその一方で、陽数が重なると災いが起こりやすく不吉だとも考えられており、よくないことが起きないようにと、邪気を払う風習が根付いたともいわれています。
重陽の節句は「菊」を楽しむ行事
旧暦の9月9日は現在の10月中旬ごろあたり、菊の花が見ごろを迎える時期。中国では、菊は邪気を払う力を持っているとされており、それが日本に伝わり、重陽の節句では菊の花を楽しむ行事となっています。日本では平安時代初めに宮中行事の1つとなり、菊を鑑賞する宴や菊を用いた厄払いが行われていましたが、時代とともに庶民にも広がり江戸時代には五節句の1つとして人々に親しまれる行事になりました。
「重陽の節句」が登場する読みものとして
小泉八雲📖 「守られた約束」があります。
これは上田秋成・著「雨月物語」のなかの「菊花の契り」が元になっています。
教室でも過去に取り上げました。
守られた約束(短編です)または、菊花の契り
ぜひこの季節に✨️
「外郎売の科白」で、……雨合羽か番合羽か……
というセリフが出てきますが、今日教室で、「番合羽って何?」という質問を頂きました。
正直、私もあまり気にかけていなかったのですが、これは一言で言うと「安物の合羽」のことです。
「番○○」というのは、「番茶」や「番傘」もそうですが、大量に常備して、番号を付けて管理するような安い量産品、みたいな意味です。 「番合羽」もそういう安い合羽です。
一つ勉強になりました。
この質問をされたのは、上海ご出身の、Aさん(^^)
↓↓↓
もう既に外郎売はマスターされていて、しかも正確丁寧。
「~を」の連母音、滑舌も正確、日本人の私たちよりも。
滑舌の注意のし所をしっかり理解されていらっしゃいます。早口言葉も普通に速く、本当に素晴らしいです。
今、江國香織さんの現代ものを練習中です。
ご質問ありがとうございましたm(__)m‼️
教室では、初めて体験される方に「体験レッスン」を行っていますが、そこで「浜田広介・じゃがいものおしり」を読んで頂いています。
「じゃがいものおしり」の文章の最後の方に、
「じゃがたら君、おしりを出して寝ていては不用心だよ。第一、風邪をひくではないか……」という台詞があるのですが、そこの「じゃがたら」とは何でじゃがたらというのか、あまり深く考えたことがなかったのですが、実はじゃがいもの正式名称は「じゃがたらいも」なんですね!知りませんでした(>_<)
ちなみに…
食パン→主食用パン
ソフトクリーム→ソフト・サーブ・アイスクリーム
押忍→おはようございます
おなら→お鳴らし
電車→電動客車
そして「じゃがいも」の正式名称は「じゃがたらいも」
17世紀初めにオランダ船によってジャワのジャガトラ(ジャカルタの旧名)から日本に伝来し、「ジャガタライモ」と呼ばれていたものが転じて「ジャガイモ」になった、そうです。(Wikipediaより)
知りませんでした!