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教室でほかの方が朗読しているとき、どんな話だろう??と思って、その原稿を一心に目で追っている光景を目にします。

これはね、悪いことではないですょ。

でももっと良い聞き方があるんです!

それは目を瞑り五感を研ぎ澄ませて、この場合は聴覚ですね、一心に聞いてみること

…どうですか?

風景、景色、人の顔、におい、映像が浮かんできますか?

心をかき乱されることなく、流れるようにシーンが浮かんできたら、その方の朗読は素晴らしい✨ということでしょう!

でも更に良い聞き方があります。

朗読者の読み姿を見てみることです。朗読内容が浮かんでくるか否かとは別に、その朗読者に目を向けます。朗読はね、その人となりが、出てきてしまいます。だからある意味恐いです。

その朗読者からは、何か溢れでるようなオーラを感じますか?惹きつけてやまない何かがありますか?その朗読者の発する声は、周りの全ての物や空気を平伏す力がありますか?姿勢は、原稿の持ち方はどうでしょう。。上手いひとは、何か人と違うなにかを発しています。それが何なのか?その朗読者を覆っている雰囲気、オーラを感じ取ることも重要です。





  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2020年12月8日

朗読会、公演はもちろんのこと、普段の練習のときでも、最終的に「朗読は固めて」いきましょう!

始めは色々な読み方、表現、言い回しを様々に試みてみます。実験してみます。

そして、最終的に、こんな感じかな?この声でいこう、この読み方でいこう!

と思ったら、雨が降っても槍が降っても、気分がのらなくても、眠くても、お腹が空いていても、とにかくいつでもその読み方で読めるように固めていってください。これは作品作りをする上で非常に大切なことです。

また、本番で、何かイレギュラーなことが発生した!ときでも「固めてある」ので、動揺やパニックも最小限で済みます。


人間は生きている、日々体調や心持ちも違う、だから毎回同じようには読めない

ではなく、プロ意識を持って、固め、作り上げた最高の朗読をいつでも届けられるようにしましょう!

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2020年12月6日

声にお化粧してみましょう!

と、よく言います。

基本の発声がわかっている方であともう一押し必要な方

自分の朗読に自信がない、とおっしゃっている方々に…


たとえば電話口に出たとき、知っている相手だったりすると、無意識に自然と一段声が高くなり、よそ行きの声といいますか

「あら〜♪こんにちは〜*・.*・゜*・゜゚・*:.。:.。. .。.:*・゜゚・**:.。. .。.:*・゜゚・*。.:*・゜゚」

という感じになりませんか?こころ、気持ちが、ちょっとよそ行きでいよう、相手に失礼のないようにしよう、そんな思いが声に現れているのだと思います。

また高齢者施設などでは、メイク(お化粧)を施すことで気持ちにプラスの変化が起こり、心理面でのリバビリにも役立つそうです。


朗読は、もちろん無理に声を変えたり作ったり、自分以外の何かになって、声色を変えて読む、ということはしません。

しかし、人前でお聞かせするもの、イメージとして「声を装う、声にお化粧する、ちょっと声に魔法をかけてみる、朗読仕様の声をイメージしてみる」というのは有り!だと思います。


© 2019吉田真理

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