- 吉田真理
- 2021年8月29日
女性はホルモンの減少や加齢の影響で、声が低くなる傾向にあります。声を出していて、以前とは違った変化を感じとられている方も多いのではないでしょうか。
女性ホルモンが減少していくと、声帯がむくんで太くなります。そうすると、声が低くなっていくのです。
朗読や音読を聞いていると、読みがトーンダウンしていき、全体的になんとなく暗い感じの朗読になっていってしまうのに出会うことがあります。
実は自分自身の朗読も、録音して聞いてみると以前に比べ、低くひくくなっているなぁ…と気づかされたります。
声が低くなった、高い声が出にくくなっただけでなく、抑揚も下に下に下がっていき、しっかり息を入れてテンション上げて読むことが困難になっている。息を入れて横隔膜を下げてしっかり遠くに声を出す体力がなくなってきている。自身も含めて、そう感じることが多々あります。早急に対策を講じましょう。
対策として…
・いきなり読み始めるのではなく、ウォーミングアップ、つまり呼吸発声練習をしてから読む。
・練習はなるべく立っておこなう。
座っているより立った方が、高低幅のある良い声が出ます。
・抑揚は、下に下につけないで、意識して上にうえに明るくつける。
・段落の部分、時間の経過、場所の変化など、の部分は調子を変えて、上から出て読む。
です。是非、皆さま試してみてください!
- 吉田真理
- 2021年6月28日
絵本を見せての読み聞かせではなく、絵本を朗読する場合 ー絵は見せずに、原稿を起こしてそれを朗読する場合 ーは少し注意が必要ですね。
時間の経過、場所の変化、気持ちの変化などの描写は、読み聞かせですと、絵がありますから聞き手側は「絵」に助けられて理解できます。
また、絵本なので、そう口説くどした文体にせずとも絵が語ってくれます。
しかし朗読ではそうはいきませんから、やはりそこは(口説くどしていない、絵がメインの絵本を朗読する場合など特に)
「間」をしっかりとって聞き手に言外に示したり、調子をしっかり変えることにより変化を感じとってもらうことが必要です。
季節のうつり変わりも絵本ですと
たとえば「満開の桜」から「大海原」へ、絵が表現してくれます。(もちろん!読みも大切ですが)
朗読は絵がない分、間、転調などで表現をつけ足す、ちょっとした工夫が必要です。
- 吉田真理
- 2021年6月28日
今日はいつもの会場が取れなかったこともあり、和室での練習でした。
和室で行う良いところは、呼吸発声が楽にできることです。
みんな寝っ転がるのは大好きですよね(^^)
仰向けに寝て呼吸発声することにより
→脱力できる、仰向けになると腹式呼吸が容易にできる、お腹や脇腹、背中、腰のあたりに空気が入るような感覚、盛りあがる感じが容易に体感できる(実際お腹に空気は入りません。横隔膜の動きを体感できる)
等々の利点があります。
また、少し疲労を感じたり、身体に力が入っているなと感じた時など、積極的に寝転ぶことで脱力、リセットができます。
仰向けの方が声も出しやすいはずです。
ご自宅での練習では、人は見ていませんから、ゴロゴロしても大丈夫!ゴロゴロしながらの練習はお勧めです!
脱力できる、力まない、お腹や背中に空気感を感じる、声が出しやすい
その感覚を立って読んでもキープできるように、もっていきましょう。