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  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2021年5月27日

過去に大成功をおさめた?自信のある作品にもう一度チャレンジしようと思い読んでみたら、酷くがっかりしたことがあります。少しお浚いすればできるだろう…、というのは間違えでした。

話はそれますが「マラソンレース」も、一つレースが終わったらまたゼロから練習しなおす…とか聞いたことがあります。

朗読も同じで、私は

①棒読みでいいから、声を太く大きく出す練習をたくさんします。ポイントは上手く読もうとカッコつけないこと!過去に一度演っていても棒読みで、棒読みでストレートまっすぐに声を出すがポイントです。もちろん立って声出し。また時々は、仰向けになって読むこともあります。脱力効果があります。

②↑↑これを沢山行ってしっかり声を作ってから、表現に取り掛かります。


本当に声をしっかり太く作っていくことは一番大事で、私たちは年を取りますから、年取ると知らず知らず声とか、パワー、朗読のスケールが小さくなっていくんです。気づかないうちに。


また、本番で座って読むことを予定しているのであれば、普段の練習は立って読む。おおきく、おおきく作ってから、余計な部分をそぎ落とし、かたち作っていきます。

座って読むのに、座って練習してたら、60%しかなりません。120%の力で練習して、はじめて100%ぐらいになります。

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2021年4月19日

女性は年齢を重ねるにしたがい声が低くなり、男性は高くなる傾向にあるといわれています。

それは「声帯」の衰えが原因です。

「声帯」は筋肉なので、残念ながら年とともにその筋力は低下していきます。その機能、「うるおい」も数年前と比べてみると違いを感じることがあるかもしれません。

70代にさしかかると個人差はあれ、声幅も狭まってくるそうです。


…こう書いていきますと、イヤなことばかりですが、、、(^^;

でも実は、そうでもないんですね!

訓練しだいで声は変わってきます。

低音での朗読はとても味わいがあります。

女性の低い声での読みは、本当に深くていいなぁと感じることがよくあります。

ですから、あぁ〜声が低くなったーと、嘆くのではなく、低い声を深めていきましょう。


年齢と共に素敵な朗読をしていくために

自然の変化は受け入れつつも、以下の事を意識して努力してみましょう!

そうしますと

極端に声が落ち込んでいく

声幅が狭くなる→朗読が暗くなる

ことを防いでくれます。特に女性の場合は

文章を読んでいて、次の段落にきたら、上に上げて読みましょう!

読み出し、出だしは、意識して高くする!です。先ほども書きましたように、声が知らず知らずのうちに低くなっていきます。本人は高く出したつもりでも中音だったりなんですね。

私自身も、え?こんなに高く出すの?と感じることがありますが、録音して聞いてみますと、高すぎるぐらいで、ちょうどいい感じです。

なので、常に高く出す意識をします。

また、徐々に低音傾向になったとしても、基本の腹式発声をますます意識していきます。

すると、深みのある低音が実現できます。

高音を意識プラス深みのある低音を作っていきましょう!

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2021年4月5日

舞台の立ち位置まで行くとき、なるべく下を見ないで(足下が不安で、つい下を向いてしまうことがありますが…)、姿勢を意識して行きます。

まっすぐ立ったらまず一礼、30度程度でしょうか。そして自分のペースでゆっくりとページを開きます。

大事なのは焦ってすぐ読み始めないこと。

お客さまが、今まさにこちらに目を向け注目しているのですが、お客さまの「気」、そして周りの空気をこちらに引きつけるように意識します。

そして、全ての集中が最高潮に達したとき、第一声を発します。


〜あとは練習した通りにただ旅をすればいいのです〜

練習は沢山した、朗読も固まっているはずですから。


物語の終わりには、語尾を徐々に丁寧に置いていって、終わりを告げます。

終わったら、やはり自分のペースで丁寧な動作を意識。

〈終わっても緊張していて、早く帰りたい!この場から立ち去りたい!終わってホッとしたなど雑念があると、動作も雑に、きたなく見えます〉

特に最後は重要です!

静かにページを閉じて、一礼。聞いて頂いたお礼に一礼後、今一度客席に目を向けます。

そして退場。幕の向こうに行くまで、背中で語るように、やはり最後まで姿勢は崩しません。

© 2019吉田真理

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