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  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2022年10月19日

朗読のとき、つい夢中になり、100%感情を入れて読んでしまいがちになりますが、10〜20%は「遊び」を残しておき、朗読している自分を俯瞰して見てみましょう。


読みながら……

声量は充分か

声は届いているか

極端に早くなったり、遅くなったりしていないか

等々アンテナを同時に張り巡らせながら読み、細かく修正しつつ読んでいきます。



  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2022年9月29日

……こんなことを書いて、会員さん、みぃ~んな居なくなったら嫌なんだけど=33


吉田の二つの教室を取っている方が、御自身の地元で教室を見つけ、吉田の一つを辞めて

(…というより「卒業」と認識しています)

そちらに行きたいと決断されました。

そこは、手取り足取りというより、読後に先生からの講評を聞くというスタイルで、あとは自分でお勉強してください、練習してくださいという感じだそうです。

…私は、良いことだと思いました。


「卒業される」吉田の教室は、どちらかというと入門・初心者向け。今後も残る吉田の教室は、中級~上級向け。

そして新しく入るところは、結構、独りで研究していかなくてはならない所なのでは、と推察します。


「自分で読みを研究する」


書きましたが、まさに守から「破」を意識したものかな、と感じます。

環境を変え、朗読留学することは、大変有意義な事です。

初めての演目、初めて聞く声や朗読に触れ、人前で沢山読み、拍手をもらうこと!

大いなる自信につながります。

がんばって‼️

「朗読」とは、書かれてある文章をしっかりと読むこと。読み間違えたりなどしないように、文字をしっかり読むことです。

…しかしながら反対に、文字を読まない朗読、あえて文字は見ない(丸暗記するということではありません)、読みにいかない朗読もある気がします。

「文字を読まずに、感情に乗せて表現する、伝える」という感じ。


例えば、例として挙げれば


🍀小泉八雲・雪おんな

吹雪のなか、巳之吉にささやくシーン

巳之吉に裏切られ、消え去るシーン


これらは、自身が女優として雪おんなを演じるような「演じ読み」をすることにより、雪おんなの巳之吉や子どもたちに対する愛情深さ、裏切られた無念さ、憎しみ等を、更に感情豊かに情感たっぷりと深く表現することができます。


🍀芥川龍之介・蜘蛛の糸

極楽または地獄のシーン

極楽、お釈迦さま、蓮の花🪷、美しい風景…


これらは、自身で想像を描いて、極楽の薫り、光りなど五感をフル活用して声にします。地獄もしかり。


文字は時に、感覚、感情、想像を邪魔することがあります。文字が湧き出る感覚や感情、想像を制限することがあります。

もちろん題材、内容にもよりますが、「文字を読まない朗読」にもチャレンジしてみてください!



© 2019吉田真理

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