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  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2022年5月4日

…登場人物に愛着心を持つことって大事

愛すべき登場人物たち♡

悪役、敵役、たとえば蜘蛛の糸の「犍陀多」とか、よだかの星の「鷹」とか、うた時計の「周作さん」とか、、、も愛してやまない。


ちょっと俯瞰した見方で、憎むべき悪役にも、少しの同情心を注いであげる。

…そっかぁ、そうだよね、そうだよねー、仕方なかったんだよねぇ、わかるよその気持ち・・・うん。

みたいにね

そうしたら、主人公にはなおさらのこと。

地の文も、自然の風景や五感に訴える場面は大切に読んであげる


すると、温もりのあるあったかい朗読になっていきます♪

お出かけしない日だけでも、練習してみてください!

出来れば毎日!!


・いつもの呼吸練習

①ゆっくり吸→ゆっくり吐

②一気に吸→ゆっくり吐

③ゆっくり吸→一気に吐

④一気に吸→一気に吐

これらを仰向けで、寝転んで行う

【リラックス効果あり、目を瞑り、大きく行います】


…ゆっくり起き上がって、起立で(⚠️立ちくらみ注意❗️)

・ハミング、ロングトーン

・とおくに「お〜〜〜い」←大声を出せる環境でしたら


・フェイスストレッチ

ふだん人前ではできない、変顔、鼻の穴を膨らます、歯茎をニッと見せる、等々、顔の筋肉をほぐします

耳をひっぱって、耳たぶをもみほぐすと、自律神経も整うそうです


・リップロール←自室なら飛沫が飛んでも大丈夫ですね⁈


・ナラナラ、リニリニ…etc.


・あえいうえおあお

これは、ぜひ鏡の前で!

⚠️口の形、顔の動きが、左右対称になっているか確認

人間の身体は決して左右対称ではないですが、変に力が入っていたり、歪みだったり、知らないうちに変な癖を生じてしまうことがあります。今はwithマスクですが、いつか外した時、口元美人になっていたいものです


・あめんぼ赤いな♪ または、外郎売りの科白


以上‼️ここまできちんと行なうと20〜25分程度!

これだけでもOKです。


このあと、作品の練習もいいでしょう(^^)


⚠️せっかく時間があるので、いきなり作品、読みの練習はせず、呼吸発声から順に行ってみてください


ある教室にて、受講者さんの朗読を録音し再生して感じたことです。

教室にて対面で聞いている時は、その朗読になぜか若干の物足りなさを感じました。それは「声の大きさ」「迫力」「惹きつける何か」…?

しかし家に帰って録音したものを改めて耳にしたとき、その時は特に違和感なくスッスッと入ってきました。良い読みでした。


録音されたものを聞く、録音朗読、ラジオで流れている朗読、ラジオドラマ・・・

それらの命は、いかに美しく綺麗に澄んで聞こえるか、です。

リスナーさんは、一人で部屋で静かに聞いているかもしれません。

なので心地よい耳にやさしい朗読、声が好まれます。

反対に、対面朗読、公演とか発表会などではどうでしょうか?

心地よい耳にやさしい朗読ばかりだと、きっとお客さんは眠ってしまうでしょう。

お客を寝かせない!

数十名のいや、何百人のお客さんをコチラへ惹きつけておく、熱量が必要になります。読み手には、何百人のお客さんの水先案内人の役目があり、「声」「表現」「熱量」「間合い」などで、お客さんを引っ張って行かなければいけません。

私たちが常日頃、練習しているのは後者の方です。綺麗にサラサラ流れるように読むことももちろん大事ですが、それらにプラスして、しっかり発声して、大きく読むことを意識していきたいものです。

演技でいうと、テレビの芝居と舞台の芝居が違うように、朗読でも同じことが言えます。


…先ほどの読み手さん✨

これらのことを後でお伝えしましたら、「しっとり」「色気」「なよやかさ」「美しさ」に加え、力強さも加わり、とっても良くなりました!


© 2019吉田真理

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