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★☆台本から目を離す必要はない

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2022年10月20日
  • 読了時間: 1分

…最近よく見かけることです。

朗読中、台本から目を離して客席を見る、また台本に戻り朗読、そして客席を見る…

客席を見る効果として、お客さんに話しかけ、語りかける、一体感を演出する効果があり、

朗読や題材によっては、良い演出かもしれません。しかし演るならそこにはきちんとした「企み、計算」が必要です。行き当たりばったり何となく感覚で、台本から目を離して、客席に語りかけ(朗読)てはいけません。

暗記しているわけではないので、台本に戻った時、読みの続きが分からなくなってしまう可能性があり、とても危険です。


演るのであれば、効果的に、印象深く伝えるために「ココで、台本外して客席に語りかけよう」と何ヶ所か予めピックアップしておくこと、台本に戻ったとき、違和感なくスっと読めるように、マーカーなどで印をつけておくこと、客席を向く際は、片側ばかりにかたよらないように注意することです。


でもそもそも、無理して、台本を外す必要はないです。

目は、ずっと字を追っていて大丈夫です。


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