★☆朗読の立居振る舞い②
- 吉田真理
- 2021年4月5日
- 読了時間: 1分
舞台の立ち位置まで行くとき、なるべく下を見ないで(足下が不安で、つい下を向いてしまうことがありますが…)、姿勢を意識して行きます。
まっすぐ立ったらまず一礼、30度程度でしょうか。そして自分のペースでゆっくりとページを開きます。
大事なのは焦ってすぐ読み始めないこと。
お客さまが、今まさにこちらに目を向け注目しているのですが、お客さまの「気」、そして周りの空気をこちらに引きつけるように意識します。
そして、全ての集中が最高潮に達したとき、第一声を発します。
〜あとは練習した通りにただ旅をすればいいのです〜
練習は沢山した、朗読も固まっているはずですから。
物語の終わりには、語尾を徐々に丁寧に置いていって、終わりを告げます。
終わったら、やはり自分のペースで丁寧な動作を意識。
〈終わっても緊張していて、早く帰りたい!この場から立ち去りたい!終わってホッとしたなど雑念があると、動作も雑に、きたなく見えます〉
特に最後は重要です!
静かにページを閉じて、一礼。聞いて頂いたお礼に一礼後、今一度客席に目を向けます。
そして退場。幕の向こうに行くまで、背中で語るように、やはり最後まで姿勢は崩しません。
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