を、始めて3〜4か月経ちます。。。
読むことは出来てきました。始めたばかりの方々も情感たっぷり、大きな声を出して読む楽しさや気持ち良さ…。演じ読みする楽しさなど、感じて頂いていると思います。
しかしながら、なかなか「聞く」ということは出来ていません。読み手が読み始めると、どうしても原稿に目が行ってしまいます。
読み手の声を聞きながら原稿を読んで理解しています。
これからはなるべく、原稿は見ないようにしましょう!お芝居だって、歌のステージだってお客さんは台本見たり譜面みたりしながら聞きません。
演者、ステージ上のアーティストを観ています。朗読もそう!
演者を観ながら、また時には目を閉じながらお話のストーリーを追いたいものです。
ただ朗読は、集中力が要求されます。集中力!
……若干苦痛ですね。目を閉じながら聞くと、別世界、眠りの世界にいざなわれます。
また、ちょっとでも物音が聞こえると、気になって、そっちの方に気をとられてしまいます。そうしたら、もう話の内容は入ってこない。もう右から左へ流れていってしまう。
内容がわからない→つまらない→時間が長く感じられる…負のループへハマってしまう。。
いつもお伝えしているのですが、一字一句正確に分かるというのは絶対不可能に近いですし、そんなの無理なので、せめて
青写真的な、なんとなく、曖昧な感じでもいいので、想像できて、ぼんやりでも映像が浮かんでくる。その話に興味を持つ、帰ったらその演目を読んでみたい、と思える。または
読み手に興味を持つ→楽しそうに読んでるな→聞いてる、見てるこっちまで幸せになってくる
この読み手の表情は役によってコロコロ変わって面白いな→よし!自分も真似してみよう
などなど……。どうぞ原稿から離れて、演者を見て、耳で聞いて感じてもらいたいです。
これは、すぐに原稿を渡してしまっていた私にも責任があります。これからは、変えていきたいと考えています。
読み手も、「飽きさせない朗読」「眠らせない朗読」にするため、努力が必要です。
人によってペースは違うし、その方その人のリズムもあるでしょう。しかしその上で、テンポ、速さ、声の大きさなどはやっぱり重要です。あと、強弱、抑揚。淡々と読む場合でも微妙な抑揚をつけていかないと、平たんで、たちまち眠気を呼んできます。
演目も自分の読みたいものも勿論良いのですが、朗読会演目や公演などでは、出来れば、初めての人にも楽しんでもらえるもの、登場人物も少なめで、回想シーンが多いものは避けた方が分かりやすいです。
この記事を読まれた方は、どうか、どうぞ原稿に頼らず、御自身の耳で、集中して、また演者・読み手の読み姿を見て何か感じ取って頂けたらと思います。
「朗読を聞く練習」というのも大切と感じます。
行ってみると、結構入っていない場合が多い。
人の朗読を聞いたあと、内容や感想をお聞きすると…
「すみません、ちょっとボーッとしていました」
「一瞬、気が散り、あとわかんなくなりました…」
等々。
……ということは?朗読会、発表会、公演で行われる朗読も、実は内容がちんぷんかんぷんだったりする?????
拍手したり、良かったよ〜!って言ってても、実は、半分も理解していないことが多いのでは?
確かに!朗読は人を選ぶものかもしれません。
読み手は表現豊かに聞き手を惹きつけてやまない力
聞き手もそれに応えるべく、相応の【聞く力】、集中力が必要
なんと高尚な芸事なのでしょう!
私は、ふだんからお伝えしていますが、私は集中力がありません。
登場人物が3人より多く出てきたり、場所の移動、時間軸の移動、回想シーンなどが入ってくると、途端に分からなくなります。
でもそれでも今は少しは良くなりました。
聞き手は最低でも20分は集中して物語を追えるようになって頂きたい!
そして読み手は、それ以上に、聞き手を惹きつけてやまない40分は声の大きさ、テンポ、調子を崩さない朗読をお願いしたいです!
聞き手を飽きさせない、眠らせない朗読です。
朗読は一番初めは、自分主体でいいと思います。
自分の読みたいもの、自分のために読む、楽しむ、自分の演りたい表現…
でもその暁には、聞き手を楽しませる朗読、お客さん主体の朗読にも心を向けて頂いたらと思います。
なので選書も大切。ベテラン聞き手はもとより、初めてのお客さんにも楽しんで頂けるものを選ぶ(よく短いものを選びがちですが、短くても読みがよくなければつまんないですよね)。
これからは、更に、聞く練習→聞いてもらえるための読みの練習をたくさんしていきますね!
昨日「上手い朗読」について、教室のKさんとLINEで話していたところ
【最終的に「上手い」かどうかの決定権はどちらかと言えば「聞き手」側の方かな~とも感じました。
※あくまでも私個人の意見です💦】
とのご意見を頂きました。
……そっかぁ、そうかもしれませんね☺️
聞き手によって感じ方、受け取り方はちがいますものね。それぞれの聞き手の方々が自分のフィルターを通して聞く。感じる。
いいなぁと思いました🍀🍀🍀
Kさん、ありがとうございますm(__)m
これからも変わらず、「上手い朗読」につながるように、私は頑張っていきたいと思います‼️