私も集中力がある方とはいえません。
しかし、一旦惹き込まれると、1時間でも、1時間半でも、時空を飛び超える話でも、ずっと聞いていられます。最近もそのような経験をいたしました。
逆のことを言うようですが、単純明快なお話は、楽に聞けるし初めての方でも楽しめるでしょう。しかし、それでは今度は読み手が育たない!
登場人物が入れ替わり立ち替わり出てきて、時空を超えた話をどう読むか?その伝え方、間、声の大小、調子を変化させる、読み手の表情…それらを駆使して何とか物語を伝える。難しいけれど、練習していくしかないでしょう。
本当に、永遠の課題!といいますか、「読み手と
聞き手の乖離を埋めたい」というのが、ここのところずっと考えていることです。
全員を満足させることは困難だ、と簡単に割り切ることはせず、少しでも近づけていきたいと思うのです。
聞き手も感じ方、受け取り方がたくさんあります。
同じ空間に居て「色々な読みが聞けて勉強になった」という感想と、また、逆の感想と。。
【聞き手側の練習】
・聞く練習を続けていく
(教室で、朗読している我々が分からなければ、初めてのお客さんはもっと理解できない)
・聞く練習によって集中力の底上げ!
・聞き手は読み手、演者を観察して、読み手、演者の良いところは盗む
【読み手側の練習】
・聞き手を飽きさせない、眠らせない朗読をするには?
昨日も記しましたが、抑揚、表現に留意して読む
・聞き手のことを考え、分かりやすい題材、演目選び
→しかしこれはやり過ぎると、読み手のレベルを落とす恐れも。単純明快な内容、短い題材ばかり選びがちになってしまう。
また、聞き手のことばかり考えていると、読み手の自由を奪うことになりかねない。
たくさんの登場人物(声を変える)、時空を超える場面(間や調子を変える)こういう演目にも挑んだ方が絶対勉強にはなる。
・魅力的な読み手になる
人間力とでもいうのか、その人なりの醸し出しているオーラというか、そういうものを発光できるようになりたい。
つらつらと、まとまりなく書いていきましたが
、エンターテインメントでも、我々の集中力って1時間半~2時間ぐらい。朗読だと、聞き手のことを考えると、理想は90分。1時間半。
しかし、ど、どおしても延びてしまう(≧∀≦)
わかってる、わかってる。でもね、読み手は1文字でも多く読みたいし表現したい。理想90分だけどね。
短い題材はなかなか無いし、重厚で格式高ければ高いほど、長時間。理想90分だけど。
重厚で格式高いのを読みたい人もたくさんいる。
この葛藤はこれからも続いていく気がする。
を、始めて3〜4か月経ちます。。。
読むことは出来てきました。始めたばかりの方々も情感たっぷり、大きな声を出して読む楽しさや気持ち良さ…。演じ読みする楽しさなど、感じて頂いていると思います。
しかしながら、なかなか「聞く」ということは出来ていません。読み手が読み始めると、どうしても原稿に目が行ってしまいます。
読み手の声を聞きながら原稿を読んで理解しています。
これからはなるべく、原稿は見ないようにしましょう!お芝居だって、歌のステージだってお客さんは台本見たり譜面みたりしながら聞きません。
演者、ステージ上のアーティストを観ています。朗読もそう!
演者を観ながら、また時には目を閉じながらお話のストーリーを追いたいものです。
ただ朗読は、集中力が要求されます。集中力!
……若干苦痛ですね。目を閉じながら聞くと、別世界、眠りの世界にいざなわれます。
また、ちょっとでも物音が聞こえると、気になって、そっちの方に気をとられてしまいます。そうしたら、もう話の内容は入ってこない。もう右から左へ流れていってしまう。
内容がわからない→つまらない→時間が長く感じられる…負のループへハマってしまう。。
いつもお伝えしているのですが、一字一句正確に分かるというのは絶対不可能に近いですし、そんなの無理なので、せめて
青写真的な、なんとなく、曖昧な感じでもいいので、想像できて、ぼんやりでも映像が浮かんでくる。その話に興味を持つ、帰ったらその演目を読んでみたい、と思える。または
読み手に興味を持つ→楽しそうに読んでるな→聞いてる、見てるこっちまで幸せになってくる
この読み手の表情は役によってコロコロ変わって面白いな→よし!自分も真似してみよう
などなど……。どうぞ原稿から離れて、演者を見て、耳で聞いて感じてもらいたいです。
これは、すぐに原稿を渡してしまっていた私にも責任があります。これからは、変えていきたいと考えています。
読み手も、「飽きさせない朗読」「眠らせない朗読」にするため、努力が必要です。
人によってペースは違うし、その方その人のリズムもあるでしょう。しかしその上で、テンポ、速さ、声の大きさなどはやっぱり重要です。あと、強弱、抑揚。淡々と読む場合でも微妙な抑揚をつけていかないと、平たんで、たちまち眠気を呼んできます。
演目も自分の読みたいものも勿論良いのですが、朗読会演目や公演などでは、出来れば、初めての人にも楽しんでもらえるもの、登場人物も少なめで、回想シーンが多いものは避けた方が分かりやすいです。
この記事を読まれた方は、どうか、どうぞ原稿に頼らず、御自身の耳で、集中して、また演者・読み手の読み姿を見て何か感じ取って頂けたらと思います。
を、ちょっと思い出しています。
あぁ〜、今ごろは、リハーサル中だったなぁ。。。
ドキドキ?気を抜けないながらも、本当に楽しかった。幸せな時間でした。
本当に無事に終わって(体調不良や荒天も避けられ)ほっとしています。
打ち上げも!やり切った感があふれ、かんぱ〜い🎵は美味しかったですね。
今ではちょっぴり懐かしい感のするひとコマ、ひとコマ、本当に感謝です。
ありがとうございましたm(__)m✨️