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執筆者の写真吉田真理

★☆聞く練習

を、始めて3〜4か月経ちます。。。


読むことは出来てきました。始めたばかりの方々も情感たっぷり、大きな声を出して読む楽しさや気持ち良さ…。演じ読みする楽しさなど、感じて頂いていると思います。


しかしながら、なかなか「聞く」ということは出来ていません。読み手が読み始めると、どうしても原稿に目が行ってしまいます。

読み手の声を聞きながら原稿を読んで理解しています。

これからはなるべく、原稿は見ないようにしましょう!お芝居だって、歌のステージだってお客さんは台本見たり譜面みたりしながら聞きません。

演者、ステージ上のアーティストを観ています。朗読もそう!

演者を観ながら、また時には目を閉じながらお話のストーリーを追いたいものです。


ただ朗読は、集中力が要求されます。集中力!

……若干苦痛ですね。目を閉じながら聞くと、別世界、眠りの世界にいざなわれます。

また、ちょっとでも物音が聞こえると、気になって、そっちの方に気をとられてしまいます。そうしたら、もう話の内容は入ってこない。もう右から左へ流れていってしまう。

内容がわからない→つまらない→時間が長く感じられる…負のループへハマってしまう。。


いつもお伝えしているのですが、一字一句正確に分かるというのは絶対不可能に近いですし、そんなの無理なので、せめて

青写真的な、なんとなく、曖昧な感じでもいいので、想像できて、ぼんやりでも映像が浮かんでくる。その話に興味を持つ、帰ったらその演目を読んでみたい、と思える。または

読み手に興味を持つ→楽しそうに読んでるな→聞いてる、見てるこっちまで幸せになってくる

この読み手の表情は役によってコロコロ変わって面白いな→よし!自分も真似してみよう

などなど……。どうぞ原稿から離れて、演者を見て、耳で聞いて感じてもらいたいです。


これは、すぐに原稿を渡してしまっていた私にも責任があります。これからは、変えていきたいと考えています。


読み手も、「飽きさせない朗読」「眠らせない朗読」にするため、努力が必要です。

人によってペースは違うし、その方その人のリズムもあるでしょう。しかしその上で、テンポ、速さ、声の大きさなどはやっぱり重要です。あと、強弱、抑揚。淡々と読む場合でも微妙な抑揚をつけていかないと、平たんで、たちまち眠気を呼んできます。

演目も自分の読みたいものも勿論良いのですが、朗読会演目や公演などでは、出来れば、初めての人にも楽しんでもらえるもの、登場人物も少なめで、回想シーンが多いものは避けた方が分かりやすいです。

この記事を読まれた方は、どうか、どうぞ原稿に頼らず、御自身の耳で、集中して、また演者・読み手の読み姿を見て何か感じ取って頂けたらと思います。



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