★☆舞台(対面)朗読と録音朗読 違い
- 吉田真理
- 2022年4月5日
- 読了時間: 2分
ある教室にて、受講者さんの朗読を録音し再生して感じたことです。
教室にて対面で聞いている時は、その朗読になぜか若干の物足りなさを感じました。それは「声の大きさ」「迫力」「惹きつける何か」…?
しかし家に帰って録音したものを改めて耳にしたとき、その時は特に違和感なくスッスッと入ってきました。良い読みでした。
録音されたものを聞く、録音朗読、ラジオで流れている朗読、ラジオドラマ・・・
それらの命は、いかに美しく綺麗に澄んで聞こえるか、です。
リスナーさんは、一人で部屋で静かに聞いているかもしれません。
なので心地よい耳にやさしい朗読、声が好まれます。
反対に、対面朗読、公演とか発表会などではどうでしょうか?
心地よい耳にやさしい朗読ばかりだと、きっとお客さんは眠ってしまうでしょう。
お客を寝かせない!
数十名のいや、何百人のお客さんをコチラへ惹きつけておく、熱量が必要になります。読み手には、何百人のお客さんの水先案内人の役目があり、「声」「表現」「熱量」「間合い」などで、お客さんを引っ張って行かなければいけません。
私たちが常日頃、練習しているのは後者の方です。綺麗にサラサラ流れるように読むことももちろん大事ですが、それらにプラスして、しっかり発声して、大きく読むことを意識していきたいものです。
演技でいうと、テレビの芝居と舞台の芝居が違うように、朗読でも同じことが言えます。
…先ほどの読み手さん✨
これらのことを後でお伝えしましたら、「しっとり」「色気」「なよやかさ」「美しさ」に加え、力強さも加わり、とっても良くなりました!
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