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★☆絵本を朗読する

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2021年6月28日
  • 読了時間: 1分

絵本を見せての読み聞かせではなく、絵本を朗読する場合 ー絵は見せずに、原稿を起こしてそれを朗読する場合 ーは少し注意が必要ですね。

時間の経過、場所の変化、気持ちの変化などの描写は、読み聞かせですと、絵がありますから聞き手側は「絵」に助けられて理解できます。

また、絵本なので、そう口説くどした文体にせずとも絵が語ってくれます。

しかし朗読ではそうはいきませんから、やはりそこは(口説くどしていない、絵がメインの絵本を朗読する場合など特に)

「間」をしっかりとって聞き手に言外に示したり、調子をしっかり変えることにより変化を感じとってもらうことが必要です。


季節のうつり変わりも絵本ですと

たとえば「満開の桜」から「大海原」へ、絵が表現してくれます。(もちろん!読みも大切ですが)

朗読は絵がない分、間、転調などで表現をつけ足す、ちょっとした工夫が必要です。


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