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二十四の瞳

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2022年5月1日
  • 読了時間: 2分

みなさんは、壺井栄 作 「二十四の瞳」をご存知かと思います。


瀬戸内海べりの一寒村を舞台に、自転車をこいでやってくるハイカラな女先生「大石先生」と、子どもたちのふれあい、そして迫り来る太平洋戦争、終戦。戦争に翻弄され、様々な苦難を通して、当時の子どもたちが大人になり、それぞれのその後の人生や戦争の悲劇、悲壮さを描いた作品です。


私も小中学生だったころ、夏休みの課題、推薦図書として、周囲に薦められ読んだ記憶があります。映画化されたり、ドラマ化されたりもしました。

…しかしながら、もう何十年も経ち、結末はどんな風だったか、生徒たちの名前や楽しいあだ名、どんな人生を送ったのか…、大石先生は元気なんだろうか??

記憶や内容が曖昧になっていました。


この作品を(水)コースのIさんが、2020年9月9日から毎回15分ずつ、何と30回かけて朗読してくださいました。途中コロナ休講などもありましたが、一年半かけ一冊の文庫本を完全朗読してくださいました。この04/13(水)に終了しました。

Iさん、ありがとうございましたm(__)m‼️

Iさんの朗読は、時に楽しくユーモア溢れ、当時の何気ない平和の日常を表現していました。

と、同時に、兵隊になって敵を倒すことを英雄視する子どもたちや、大石先生の息子に対して、先生として母として、一人の人間としての怒りや葛藤や苦しみが非常によく表れていました。

愛すべき生徒たち〜にた、たけいち、ただし、きちじ、いそきち、ことえ、ふじこ、さなえ、こつる、ますの、みさこ、まつえ〜


ありがとうございました。



 
 
 

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