芥川「桃太郎」を聞いて、読んでみて…
- 吉田真理

 - 10月19日
 - 読了時間: 1分
 
教室で、芥川の「桃太郎」を読まれた方がいらっしゃいました。
私、知らない話でしたので、興味津々。
ネタバレですが、桃太郎の鬼ヶ島征伐の動機が何とも言えず、正統な昔話「桃太郎」と比較すると、開いた口が塞がらない感じの衝撃でした。
始めの読後感は、面白いなぁ…、へえ〜、でした。
2回めに聞いた朗読では、雄大な自然の描写が印象的でしたが、4の章に少し嫌悪感を覚えました。
そして回し読みの段に入って、私も入れてもらい読みましたが、嫌悪感を感じた4の章は、正しく今現代においても行われていることではないか!
また、別の衝撃を感じました。
大正13年に書かれたものですが、今の令和や現代を予測、予言しているような書き様。
最後の6での「未来の天才」……とは?
正義、平和、明るい天才ではなく…。
実際、仰る通り、たくさんの天才が生まれていますね…。


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