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★☆「かつて」と「かって」はどちらが正しいの?という質問をいただきました

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2021年3月19日
  • 読了時間: 2分

たしかに!朗読しているとき、二通りの読みを聞くことがあります。

早速調べてみました。


〜以下、NHK放送文化研究所・サイトからの引用〜


〔カッテ〕は誤読から生まれたものです。放送では〔カツテ〕を使いましょう。 伝統的な日本語では〔カツテ〕が正しく、室町時代の日本語をローマ字で記した史料にもちゃんと〔カツテ〕と発音するように書かれています。


〔カッテ〕が出てきた背景は、次のように考えられます。

1 戦前の日本語では、つまる音を「っ」と書く習慣があまりなかった。たとえば、「行つて」「買つて」と書いて〔イッテ〕〔カッテ〕と読むのがふつうであった。

2 このため、本来は〔かつて〕と書いて〔カツテ〕と読むのが正しいにもかかわらず、間違って〔カッテ〕と読む人が出てきた。

3 戦後、大きい「つ」と小さい「っ」とをきちんと書き分けるようになったが、〔カッテ〕と言ういい方は後々まで生き残った。そのため、「かって」と書く人も出てきた。

「かって」以外にも、「つ」でいいのに誤って「っ」が使われてしまうものがあります。これからも、戦前から使われていることばです。

• ×ウオッカ → ○ウオツカ

• ×カムチャッカ → ○カムチャツカ

以前に「ポッダム宣言」と言うのを耳にしたことがありますが、これにはびっくりしました。

以上、引用ここまで〜


ウオッカではなく、‪‪ ˗ˏˋウオツカˎˊ˗ なのですね!

参考にしてみてください❢


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