top of page

山月記

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2020年10月31日
  • 読了時間: 1分

少し前にも載せたかもしれませんが、ただいまサークルや教室では、中島 敦 作「山月記」

を練習しています。


言わずと知れた名作。朗読会でもよく読まれる作品、どちらかというと上級者向けでしょうか…。

最近朗読を始められた方々にとっては当初、馴染みのうすい題材のようでしたが、しかし読み進めていくうちに


・高校の教科書に載っていたのを思い出した

・李徴の想いはどんなだったろう…想像すると涙が出てきてしまう。虎になってしまうなんて

・現代人にとっても社会に生き、仕事をしていく上で、周囲との競争、人との比較、出世など、自分一人ではどうしようもない状況や感情と向き合わなくてはいけなくなる。李徴の状況に大変感情移入できる

・なんか、これ、好き!


などなどたくさん感想をいただきました。

朗読をしているなら一度は触れるべき作品なので、みんなで練習しましょう!というふうに始めてみたのですが

自分がこの作品を読めるなんて、思ってもみなかった!

という方もいて、あぁ、つくづく、こういった大作は一部の上手い人、ベテランの朗読者、一部の経験の長い朗読者の物だけにしてはいけないんだな、と感じました。

みんなで、楽しんで、上手くなっていきましょう!







 
 
 

最新記事

すべて表示
芥川「桃太郎」を聞いて、読んでみて…

教室で、芥川の「桃太郎」を読まれた方がいらっしゃいました。 私、知らない話でしたので、興味津々。 ネタバレですが、桃太郎の鬼ヶ島征伐の動機が何とも言えず、正統な昔話「桃太郎」と比較すると、開いた口が塞がらない感じの衝撃でした。 始めの読後感は、面白いなぁ…、へえ〜、でした。 2回めに聞いた朗読では、雄大な自然の描写が印象的でしたが、4の章に少し嫌悪感を覚えました。 そして回し読みの段に入って、私も

 
 
 
自治体の朗読講座2回め!

今日は、2回めの自治体主催朗読講座でした。 皆さま、前回初回にくらべて、少しリラックスした雰囲気で笑顔も増え、お声も出ていてとっても良かったです。 今日は、北原白秋「五十音」、新美南吉「飴だま」、現代ものを読みました。 ・〜は の「は」をハッキリ ・〜になる...

 
 
 
自治体の朗読講座

04/25(金)から始まった自治体の朗読講座。 24名さまでのスタートから途中1〜2名の方が来られなくなってしまったのは残念ですが、皆さま、すごくがんばってついてきてくださいました! 次週07/04(金)は発表会と修了式です!...

 
 
 

コメント


© 2019吉田真理

bottom of page