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大河ドラマ「べらぼう」

  • 執筆者の写真: 吉田真理
    吉田真理
  • 2月26日
  • 読了時間: 2分

日曜日の楽しみの一つです。

絵草紙、草双紙……時代ものを朗読していると、そういう言葉にも出逢います。

…そうか!こういう感じの本だったのだな…


現代は、活字離れとか、本を読まないなどと言われることもありますが、当時の人々にとっては、「本」は娯楽、楽しみの一つだったのでしょう。


妓楼に本が持ち込まれると、女郎さん禿さんたちがこぞって本を手に取る姿が、何かとてもいいなぁと思いました。

前回、花魁「瀬川」が大富豪の盲(めしい)のお客に、「目で、艶やかな色合いを楽しむことができないなら、せめて本を読んで、声で楽しんでもらいましょう…」みたいなことを言って、朗読をしていました。声が綺麗で、浮ついていない、落ちつきがあって、一瞬でしたが、とても聞き入りました。

当時の本なので、文語体。ほんとにほんの一瞬でしたが、文語体の朗読、お手本を聞かせて頂いた感じでした。時代考証もしているでしょうから、読み方もこんな感じなんだな…、と。


そして、目の不自由な方に楽しんで頂くために、また目が不自由でなくても人に楽しんでもらう単純でシンプルな方法に「朗読」というものがそこにあるんだな……と感じました。



絵草紙(えぞうし)は、絵入り本を指す言葉で、草双紙(くさぞうし)はその種類の一つ。

【絵草紙】

  • 江戸時代に出版された絵入りの娯楽本で、絵本とも呼ばれた

  • 児童向けの赤本から大人向けの黄表紙まであり、表紙の色と内容によって分類された

  • 毎丁に挿絵を配し、余白を平仮名書きの本文で埋めるのが特徴

  • 画文併存の形態は、現代の漫画に比せられることもある

【草双紙】

  • 絵草紙(えぞうし)の一種で、赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻(ごうかん)の総称

  • 狭義には合巻をいう

  • 名称の由来には諸説があるが、「双紙」に本格的でない意の接頭語「くさ」がついたものと思われる

  • 寛政の改革によって風刺が取締られると、後期黄表紙には教訓物、かたき討ち物などの物語性の強いものが多くなり、風刺や諧謔が消えた

江戸時代には、学術書や宗教書を出版する書物屋(物屋)と、浮世絵や草双紙などの絵入り本を出版・販売する絵草紙屋(えぞうしや)の2種類の本屋がありました。

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